デジタル&アナログな一日

知人のPCが立ち上がらなくなったとの連絡あり。


起動すると青い画面になって英語でなにかが表示されるとかで。


ふむふむ、何て表示?


「だから英語の表示」


はいはいわかりました。


通電するもブートしないらしいから大方ハードディスクかメモリのトラブルだろう。


(折角の休日だが)重い腰を上げて出向く事にした(折角の休日だけど)。


メーカー製PCの内部を拝むのは久し振りだ。


MICRO ATX 故に配線処理が興味深かった。


UMAIブランドの配線処理とはてんで比較にならない。


あれは一種の芸術だな。


ハードディスクは最深部だが、さくさくと解体が進む。


USBで他のPCからドライブの中身を見ると、システム領域が空っぽ!!


最後の正常時に、いろいろ弄くったらしいけれど、何を弄くったの?


「う〜ん・・・いろいろと・・・」


はいはい、もう手遅れです。


駄目元で復元ソフトを使ってみても、「いろいろと」弄くったためファイルすら拾えない。


リカバリするしかないね。


ありゃ?CD−ROM動かないっすよ?


BIOSからも見えないし、IDEケーブルを換えても、ジャンパピンも異常なし。


聞くと、今年に入って使った記憶はないとか。


はいはい、僕のを差し上げますよ。


え?最新のXPにするって?


動かないわけではないのであと数ヶ月我慢すればVISTAが出るよ。


しかしMEだから見切りをつけたいらしい。


で、一緒に選んでくれと。


5万円あればそこそこのマシンを作ってやるとは言えなかった。


無料サポートとして呼び出されるのがオチだからさ。


結局手厚いVISTAレデイをチョイス。


持ち帰ってセットアップ完了。


で、ISDNを設定したいのだが、ドライバが無い・・・。


僕の自宅でダウンロードするしかないと言うと、光ファイバー引きたいと。


止むを得ず某社にTELして申し込み手続きをしてあげました。


一日も早くネット環境を構築したいらしいので、プロバイダの出張サポートをオプションで付けて差し上げました。


平日の夜に呼び出されるのはパス。


おまけに普段使っているソフトをDドライブにインストールしたら怪訝な表情。


講義してあげました。


同じ轍を踏まないように。


でも違う轍を踏むでしょう。


素人にはわからないよ〜では済まない時代になりました。


僕も素人だけれどね。


普通にPCを使い続けるには、必要最低限の知識は必要だ。


頑張ってね。


頑張らずに楽しみ始めたらしめたもの。




帰宅したら自転車のパンク修理が待っていた。


近所に自転車店がないから困ったものだ。


10数年ぶりにやってみた。


最近はホームセンターで修理ツールが簡単に入手できるのが嬉しい。


ごく当たり前の事ではあるが、自分で出来る事は手間隙を惜しんではいけない。


デジタルであろうがアナログでもいざという時に困るのは自分だからね。




参考までに、PCの診断・セットアップ・ソフトのインストールを業者に出張依頼すると約2〜3万円が相場とか。


自転車のパンク修理を業者に出張依頼すると約3〜6千円らしい。


豊かな国である。