津田沼 必勝軒


暇が有る今こそ動くのだ!立ち上がれ!!
てな訳で先日訪れるも味わう事が出来なかった必勝軒にリベンジをしてきた(笑)。


先ず、店に到着するなり、店外に予め用意された椅子が15席ほど埋まっている。
むむ、恒常的に賑わっている証拠であろうか。
通常だと、客が席を立つなり順次店内に案内するのだが、個々の客でも、こちらは数人のグループで席を埋めている。
成る程、茹でる麺の固さにバラつきが生ずるリスクを軽減させる手法かな。
美味とされるラーメン店に足繁く通うと、混雑時と閑散時での麺の味が顕著に異なるケースは、間々ある。
常に安定した味を提供するのが店主の務めであろう。
この時点で、自分的にかなり高い評価。


ここのメニューは日替わり。


月曜日 期間限定スープ
火曜日 バランススープ
水曜日 濃厚鶏豚スープ
木曜日 濃厚魚介スープ
金曜日 魚介強調スープ
土曜日 オールマイティスープ


よく有りがちな町のラーメン屋のメニューではない。
確固たる自信に裏付けされた故のバリエーションとでも述べさせて頂く。
その証明が、麺なのであろうか。
スープが変わっても、各々の味を高次元で表現できる自信。
我々の様な麺愛好家に対する挑戦状を叩きつけているとみた。


この日は濃厚鶏豚スープ。
要するに、豚骨系か。
自分の苦手とする味だ。
チャーシューが品切れ?
では、受けて立とうではないか。
ここの得意とするつけそばをオーダー。
武士でいえば、自分の最も愛する刀一本で果し合いを行うシチュエーション。
細めの縮れ麺のみを2本程食す。
ツルシコだ。
とろみがかった白濁としたスープながら、豚特有の臭みが少ない。
しかし、コクがあるのは鶏の影響であろうか。
かつての経験から述べれば、一般的な塩味を生成する過程で、店主が試行錯誤した結果のレシピなのであろう。
ひたすら味わった末の結論は、脱帽。
必勝の麺に敗北した挙句、店名の由来が理解できた。


絶妙な麺を味わってしまった。
そして、自分的に伝説の店と化した訳だ。
青葉本店、青葉西荻窪店、高田馬場俺の空、河むら。
そして津田沼必勝軒。
次にこの店を訪れた際には、魚介強調スープで勝負だ!