ラーメン調査隊

美味しいラーメンを求めてさすらう全ての民よ、このページに目を向けてくれて有難う。
私はラーメン調査隊京葉エリア隊長UMAI.である。


ラーメン調査隊にとって、様々な麺に出会う事が任務であるが、ファースト・インプレッションで感じた感激がはたして本物か否か。
そう、珠玉の一杯にブレがないかを定期的に見極めなければならない。


ラーメン調査隊は、常に死と隣合わせだ。
塩分と脂(爆)。
数年前の隊員時代には、至極の麺と出会うや、週に3日も通い詰める結果となってしまった。
時には命懸けの調査を行わなければならない。
リスクを承知の上で身を挺するこの責務は非常にハードだが、ラーメン調査隊の名に恥じない一杯を諸君に紹介して行きたい。



船橋市役所近くの「赤坂味一」において、巡回調査を行った。
土曜日の11時30分で、8人待ち。
今回も店内に3人、外に4人。
JR船橋駅から約700メートルの店舗としては、決して好立地とは思えない。
そして専用駐車場もない条件下で着席まで必ず待たなければならない理由は、麺が証明してくれる。



暖簾をくぐるや鼻孔を擽る煮干の香りは健在。
メニューは醤油ラーメンを基本形として、チャーシュー麺とメンマラーメンの三種。
スープは煮干醤油。
非常に澄んだ色で、ピュアな味わい。
私は数々のダブルスープを味わってきたが故に、最近のトレンドであるドロドロと濃厚なスープに眉を顰める一人だ。
硬めの細縮れ麺が特色だ。
店内の麺箱に「YAMADA」の表記。
スープを吸って伸びてしまうのを防ぐ為の意図的な計算のもとに編み出されたものであると、今日になってようやく理解できた。
麺をスープに沈めて食べ頃になるタイミングを自らの勘で計算し、美味しく食べる智恵と工夫が求められる。
茹で職人であるオヤジとのコラボレーションは、まさに通好みな一品だ。